<レー~マナリー Day5>ヒマラヤを甘く見た罰

2009年 9月 20日 at 8:52 pm 2件のコメント

道に並ぶプレイストーン

道に並ぶプレイストーン

朝はやくに起き、オフィスのすぐ裏の山に立つゴンパ(仏教寺院)を見に行く。ゴンパまでの道には、文字や絵のかかれた石(プレイストーン)が高く積まれている。ゴンパの外壁は白く、中は色鮮やかだ。細い通路の奥にある仏様なども見せてもらえた。本当に狭く、ギャビンは途中までしか入れなかった。人のほとんどすんでいないこの場所にもゴンパがあることに驚かされた。

そして、ニサが調査するブラックネックケイン(鶴)を見ることができた。ニサは毎日決まった時間に、この鶴が何をしているのかを記録している。双眼鏡でやっと見えるくらい遠くにいる鶴。ニサがここ、ここって一生懸命教えてくれるけど、見つけるまでに時間がかかった。その分、見つけたときには興奮した!

あたたかいおもてなし、本当にありがとう!

あたたかいおもてなし、本当にありがとう!

WWFのスタッフの人たちと離れがたかったけど、ここで出発しなかったらずっと居座ってしまいそうなので出発することに。みんなには本当にあたたかく迎えてもらった。今までの人生の中で、最高にあたたかいおもてなしだった。ニサ、タシをはじめとするWWFインドのレーオフィスの皆さん、本当にありがとうございました!

後ろ髪を引かれる思いで、自転車をこぎ出す。まずは、この湖の周りに広がる平原を抜けてメインの道へ出なければならない。道というか車の通った後を頼りに進む。途中、野生動物を見た。昨日台の上から見た筋肉質な馬みたいな動物。(名前忘れた…)近くで、そして同じ目線で見ると迫力がある。

メインの道に出て走り始める。この日は上り下りの少ない楽チンな日、と甘くみてたのが間違いだった!確かに、平らだ。だが、風が強い!半端ない向かい風だ!なだらかに下っているにも関わらず、ペダルをこがなくては進まない。しかも時速は3キロ…遠くに竜巻も見える…アマンダは、私があの竜巻に巻き込まれたら軽すぎて飛んでいってしまう、と心配したそうだ。幸い巻き込まれはしなかったけど。

砂嵐に巻き込まれる~

砂嵐に巻き込まれる~

しかも乾燥しているため、あたりの砂が風に巻き上げられて息をするのも難しい。手ぬぐいをマスク代わりにしっかり口と鼻を覆い、ひたすらペダルをこぐ。途中、あまりにも風が強くて自転車に乗っていられなくなり、思わず自転車をおりて歩き出す。が、これもつらい。

そして、途中から道がなくなった。本来の道は工事中で通れないようだ。迂回するように看板が出ている。トラックの通った線だけが残る、深い砂地が見える。ここを走るのか!?もう、泣きたい気持ちになる。

実際、途中からもう泣きながら走った。ぱらぱらと雨が降り出すし、こいでもこいでも遠くに見えるあの大きな岩は近づいてこないし、ギャビンもアマンダも豆粒くらいにしか見えなくなっちゃったし。でも、泣くと不思議と力がわいてくる。とにかく、嫌でも苦しくてもこぐしかない…

途中から、待っていていくれたギャビンと一緒に走る。

やっと、平原の終わりが見えてきた。アマンダが、自転車をおりて待っている。あともう少し!

最後は、写真のためにつくり笑顔(笑)

必死の笑顔

必死の笑顔

やっと強風から抜け出せた!

やっと強風から抜け出せた!

たまたま通りかかって、車からおりてきたインド人に写真を撮ってもらう。聞くと、ここから目的の場所まで5キロもないという。休憩して再び走り出す。しかも、くだりだ!ちょっと元気が出てきた。くだりは、対向車が来ないかとか気を使うけど、体力的にはかなり楽だ。

くだり切ってほっとしたところで、アマンダのタイヤがパンクした。今夜の宿まではあと数十メートル。ラッキーだった。くだりの時にパンクしなくて良かった。

私たちが泊まったテント

私たちが泊まったテント

今夜はパラシュートテントなるものに泊まる。道の両脇に合わせて10個ほどの大きな白いテントが並ぶ。みんな、ハローハローと必死に客引きをする。どれがいい?と聞かれても違いがわからない…気のよさそうなおばちゃんの所に決める。このパラシュートテント、夏の間だけ出現するそうだ。このマナリー、レーハイウェイは冬の雪の深い間は閉鎖されるからだ。だから、レーに冬の食料や燃料を運ぶためにトラックが多く走っている。

意外と快適だった

意外と快適だった

パラシュートテント、入り口のところが食堂&キッチンになっていて、そこを抜けて奥に進むと布団が敷き詰められた空間になっている。風がかなり強く、シートがばさばさ音をたてている。ここで寝るのか、今日…ちょっと心配になってくる。今は私たち3人だけだけど、後から人が来たらちょっと怖いな…パスポートはしっかりと寝袋に入れて寝る。眠れないかも、なんて思っていたけど、あまりの疲れですっと寝てしまった。過ぎてしまえば、心配していたのが馬鹿みたいだ。ここで寝れたらあとはどこでも寝られそうだ。

この日は、ヒマラヤを甘く見ていた罰が当たった。今日は平原だからってWWFのオフィスを出発するのが遅くなってしまった。どうやら、午後になると風が吹き出すようだ。明日からは朝早く出発して、なるべく午前中に進めるようにしないと。

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イムジャ氷河から帰ってきました! <レー~マナリー Day6>ダブル峠超え

2件のコメント Add your own

  • 1. けんじ  |  2009年 9月 21日2:30 pm

    おっと、何ですかあの竜巻は!(笑)
    どんだけ風強いんですか!(笑)

    パンまであの強風が続いたと思うと、ぞっとしますね・・。
    あの道、微妙にアップダウンもありましたしね。
    心が折れなかったエリさんはさすがです!
    僕ならその場でママチャリ叩き割ってヒッチハイクに変更してたかもしれません(笑)

    パンのテントの写真が懐かしくて嬉しいです。僕も違うテントですけど泊りました。僕の他にサイクリストが6人ほど。
    腰を落ち着けた後の、一杯目のチャイがまたうまいんですよね~!(笑)トイレは当然、星空の下でしたが♪

    返信する
    • 2. ericycle  |  2009年 9月 21日3:36 pm

      いや~、あの日は楽チンな日と思い込んでいた分つらかったです(><)
      ヒマラヤをなめたら痛い目みるよ~、ほんとに。
      チャイはほんとに魔法の飲み物だよね!!
      トイレは…変なトイレより星空or青空の下のほうがね、何倍もいいよね(笑)

      返信する

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